トロンボーン修理
修理に出してたバストロンボーン(KING 8B)が完了しました。
そもそもスライドの調整(5ポジあたりでの引っかかり)とバルブの調整(カタカタ音)だけだったのだけど、戻ってきて吹いてみるとやたらに鳴りが良くなったんです。
なんでだろ?とあれこれ眺てみると、入手したときからあるベルのゆがみが綺麗に修正されており、ラッカー塗装もされていました。あれ?ベルの修正までお願いしたっけ?と思いながらも、なぁ結果として良くなったのでヨシとしましょう。
でも、ベルのゆがみ修正だけでここまで音の抜けや鳴りがよくなるんですね〜
そもそもKING 8Bはベル径が10インチ半ですので重い上に、修理前は少し力み気味で大量の息を吹き込む必要があったので、すぐ疲れるわ楽器は重いわ大変だわ・・・という感じだったんです。
それが軽く吹き込むだけで良い音がでるようになったので、演奏中の疲れが極端に少なくなり、さらにバルブアクションも楽になったので、なんかもーすんげー演奏が軽く楽になりました。
悪い楽器は
【鳴らない⇒力んでしまう⇒疲れる⇒無理な息遣い⇒もっと鳴らない】
の悪循環なのですが、良い楽器は
【鳴る⇒力まない⇒疲れない⇒正しい息遣い⇒より鳴る】
の好循環なので、結局演奏の上達にもなるんですね。
いやぁ、改めて、KINGっていい楽器なんだなー、と思う今日この頃。
でも、古い楽器故に、やっぱり定期的なメンテナンスは必要なんだな、と。
代替のために調整修理したYAMAHAのバストロ(YBL-613R)も、これはこれでいい音を出したのでこちらに乗り換えようかなと思ってたのですが、しばらくはサブの楽器としてしまっておくことになりそうです。
まぁ、YBL-613RはKING 8Bと音の性質が違うので演奏によって使い分けようかな、と考えています