酒飲んで、車いじって、トロンボーン吹いて、寝る。そんな生活に憬れる今日この頃。
日記の更新は気の向くまま、つれづれなるままに・・・

思い出は美化したままで。。

先日、といっても1ヶ月前の話だけど、ケーブルTVのチャンネルで俗に言う「地域情報Ch」というのを偶然見た。
内容はというと、ある街(学区)の女性(奥様)だけで作って活動しているブラスバンドの紹介というもの。
練習風景が映し出されていて「ふーん」と見ていたのだけど、その次のシーンでメンバーの人がインタビューを受けているシーンに移った移った瞬間、思わず噴き出した。


その人はなんと高校時代に好きだった女性だった。


最初、「どっかで見たこと有るなぁ・・・」と思っていたのだけど、テロップに出た名前を見たときにその人が誰かが私の頭の中で確定した。
もっとも苗字は変わっていたけど。


同じ吹奏楽部で彼女はパーカッション&ドラムだった。
小学校から吹奏楽でドラムをやっていたというだけあって、彼女のリズムは正確無比で男顔負けのパワフルなビートを刻んでいた。
すらっとしたスタイルと端正な顔立ち、でもってちょっとばかり天然系のボケ。
そのすべてに、はっきり言って惚れていた。まぁ、高嶺の花だったのだけどね。


それも今から20年以上前の事。
TVに映し出された今の彼女の姿は・・・確かにあの頃の彼女の面影は残っているのだけど、美化された思い出を差し引いたとしても、普通の「おばさん」だった。
結婚もしているのだからしょうがないと思うのだけど、いかにも「主婦」な顔と姿の彼女が映っていた。
なんていうか・・・・なぜか知らないけど、あまりにも耐え切れない気持ちに我慢できなくなって、そっとチャンネルを変えてしまった。
多分、視ていた時間は10秒も見ていなかったと思う。
偶然とはいえ、なんか思い出を踏みにじられた気がして堪らない。



常々「あの女性は今なにをしているのだろうか」と思うことが多かったのだけど
思い出は、たとえそれが美化されたものだとしても、そのままにしておいたほうがよいこともある
そういうことを知った今日この頃である。