酒飲んで、車いじって、トロンボーン吹いて、寝る。そんな生活に憬れる今日この頃。
日記の更新は気の向くまま、つれづれなるままに・・・

夢日記9

夢を見た。久しぶりにリアルな夢だった。

女性と一緒に富士山を登山をしている。
その女性はどうやら学生時代に付き合っていた彼女のようである。
山道を、といってもそれほど険しい道ではなく、幅1m程度の平坦な坂道を歩いている(実際の富士登山道とは比べ物にならないくらい平坦な道である)。


「今どのあたりなんだろう?」と女性が聞いてきたので「多分7合目位だと思う。もうすぐ○○神社(名前は失念)のある山荘だから」と答えた。
答えたのは良いが、いまいち自信がないので地図を広げて山荘までの距離を確認した。
やはりもうすぐで山荘に着くところにいる。
「ほら、やっぱり。もうすぐだよ。地図をみてごらん」と問いかけたが、女性は興味を示さずそのまま先へと歩いていった。


やがて進行方向の左手に神社の建物が見えてきた。結構立派な建物だ。
外壁(柱?)にある黒く錆びた透かし彫りの装飾が目に付いた。
その小職の解説の看板があったのだが遠くで見えない。
ゆっくりと眺めて見たいのだが、女性は見向きもせず前へと進んでゆくので遅れないようにと先へ急ぐ。


道は左へと折れ曲がった。折れ曲がったところに、その神社の鳥居が見えた。
鳥居の脇には神社の名前を示した石柱があったのだが良く見えなかった。
浅間神社じゃあないよな。そりゃ頂上にある神社だし」と思い近寄ってみようとしたのだが、女性は立ち止まることなくどんどんと先へと行ってしまうので結局神社の境内には入らず通り過ごしてしまった。


鳥居を通り過ぎて少しのところに山荘があった。数人の登山客がすでに到着していた。
私たちはこの先の食事や飲み物がないことに気づき、山荘の売店へと入っていった。

みやげ物はあったが食料品はすでに残り少なくなっており、結局残っていたのはアンパン(3個入り)とお茶のペットボトルだけだった。
私はそれを買いかばんの中へと入れた。女性も同様に飲み物を買ったようだ。
一通りの準備をし終え、山荘を後にした。


山荘からの道は視界が開けた山の稜線を歩く瓦礫の道だった。
空は青空で心地よい日差しを感じた。
山荘から50mほど歩いたところだった。ふと登山道の右下の斜面を見ると、男性が倒れているのを発見した。


私はあわてて男性に近寄り「大丈夫ですか!」と声をかけた。
幸いにも意識を取り戻し「大丈夫です、大丈夫です」と男性は何度も答えた。
しかし、どうやら登山道から落ちた際に足を痛めたのだろう、自力で立ち上がることができなかった。
私が肩を抱えて立ち上がらせようとしたのだが、それでも男性は「大丈夫です、なにも問題ありませんから」と言うので「大丈夫という人ほど大丈夫じゃないんだ!」と男性に言い聞かせた。
それでも男性は「本当にもう大丈夫ですから」というので私は少し苛立ち「そこまで言うなら、じゃあ自分で立ってみなさい」といって、男性を登山道まで引き上げ、山の斜面に背中を付けるように立たせた。
案の定男性は自力で立つことができない。
よく見ると向かって左足(男性の右足)の股関節が脱臼しているようである。


私はすぐに男性を道に寝かせ、救援隊を待った(どうやら別の登山客が山荘へ連絡しに戻って行ったらしい)。
現場が山荘から程近いところなので、レスキュー隊はすぐに到着した。
彼らは男性を担架に乗せて無線連絡を取っていた。


その一部始終を見て私は安心してその場を立ち去ろうとしたのだが、最後に気になってもう一度振り返った。
するとレスキュー隊の一人が男性の右足の太ももの付け根を外側から手で叩いて脱臼した関節を入れようとしていた。


私は荒っぽい方法だが仕方ないよな、でもこれで安心だ、と心の中で思った。

2日前に、ライブハウスでJazzバンドの演奏を聴いていたのだが、隣に座っていた初老の男性が突然ひきつけを起こして私のほうへと倒れてきた。
私は突然のことでびっくりしたのだが、一緒にいた家族の娘さんがどうやら看護士らしく、すぐさま眼を見て脈拍をとって容態を確認していた。やがてその老人は徐々に意識を取り戻して大事に到らなかったのだが、私はその一部始終を横目で見て、何事もなくてよかった〜、とホッとした。

その記憶が夢に出てきたのだろうか。