酒飲んで、車いじって、トロンボーン吹いて、寝る。そんな生活に憬れる今日この頃。
日記の更新は気の向くまま、つれづれなるままに・・・

地デジ導入

我が家ではテレビはパソコンで見ている。
今まではCanopusのMTV-2000で観ている。
出た当時は高画質キャプチャボードとして名器とまで言われ視聴・録画を含めて何の問題なく稼動している。
しかしさすがに6年も前の古ボード、でもって当然アナログである。
昨今は地デジ地デジと騒がれている。そろそろ我が家にも地デジを導入したいところだけど、今までどおりPCで観たい。
ということで地デジをパソコンで観るための条件&努力を記しておく。


<地デジチューナー(キャプチャ)ボードを購入>
我が家のパソコンにはPCI Expressスロット(x1, x16)が空いている。そこで購入したのはI-O DATAの「GV-MVP/HS」に決定。
これだけで済むと思ったら・・・そうは問屋は卸さなかった。地デジが観れるまでの顛末記は以下の通り


<チューナー(キャプチャ)ボードだけでは地デジは観れない>
さて、地デジをパソコンで観るにあたっては適合チェックが必要。デジタル動画処理に耐えうるPCスペックかどうかを確認が必要なのだ。特にCPUのスペックが高くないとNG。それとメモリが2G以上必要とのこと。そして重要なのがグラフィックボードがHDCP&COPPというのに対応していないといけない。というのも著作権保護の関係でHDCPとCOPPという規格を満たした機器じゃないと視聴や録画・再生ができないらしい。


うー。


結局スペックを満たすためにメモリを1GB→2GBに増設(買い増し)。さらにグラフィックボードとしてBUFFALOの「GX-84GS/E256」を購入。MTV-2000を購入したときも結局グラフィックボードを買い換えたので仕方ないとはいえ、余計な出費が。。。


<さて、パソコンは準備OK。だけど・・・>
ここまでくれば「後はインストールするだけ!」・・・と思ったら、ここで更なる追い討ちが。なんと液晶モニターもHDCPに対応していないといけないだと。すでに我が家には2台の液晶モニター(17インチ&20インチ)があるのだが、もちろんHDCPに対応していない。このモニターに出力するにはオンボードのビデオチップを用いてアナログRGB接続すればよいのだが、フルHDではなく52万画素以下の解像度でしか見れない。


うそーん!


さすがにモニターまでは・・・と正月初売りのコンプマートへ行くとI-O DATAの「LCD-AD241XB」がお手頃正月価格で並んでいた。


えーい!お年玉だぁ!


ということで、3台目の液晶モニター購入(涙


<準備完了。けどアンテナが・・・>
泣き笑い状態でマシンを組み上げてインストール。これで観る側の準備は完了したわけです。さて、アンテナを繋いでチャンネルスキャンをすると・・・あれ?チャンネルが見つからない。。。
もしや・・・と思ってCATV会社の「スターキャット」に確認してみると「地デジ未対応」という回答が。


おーい!!


地デジに対応するかどうかは管理会社or大家さんが決めることなので、こればかりはどうしようもない。最後の最後でダメなのかよ!


いろいろと悩んでGoogleを見ていると、やはり同じ悩みの人が多いことに気づく。特に古いマンションに住んでいる人が多く、中にはまだ地デジを観ている住人が少ない上に費用がかかるので2011年までアンテナ工事はしない、と言われたところもあるらしい。これだけTVで地デジと騒がれているのに、それってどうよ・・・
そんな人たちの解決策は「室内アンテナ」を設置する、ということ。そのなかで一番の人気はYAGIの「UwPA」「パワーアップブースタ DPW01」の組み合わせが最強らしい。幸いにも私の家は名古屋市内なので基本的にはブースターは必要ないだろJK、ということでUwPAを購入してベランダに設置しました。トホホ・・


<それでもなぜかスキャンしてくれない・・・・>
一応アナログTVに接続してUHFチャンネルが映ることを確認。多少ノイズが入っているがブースターがなくても問題ないレベルの電波強度だろう。
さぁ、これで地デジ生活♪とソフトを立ち上げるが・・・チャンネルスキャンをしても1局も見つけてくれない。


???


アンテナ配線を何度も確認して、ドライバを更新して、再起動を繰り返してもやっぱりダメ。2時間近く格闘して「ウガー!」となったのでGoogleで情報収集。すると、どうやら常駐ソフトを全解除しないとスキャンされない、とのこと。


おいおい!!


解決策として

  1. 「スタートボタン」→「ファイル名を指定して実行」→"msconfig"と入力してOKボタンを押す
  2. 「スタートアップ」のタブを選択
  3. 「すべてを無効にする」をチェックして「OK」ボタンを押す
  4. PCが再起動されるので、そこでチャンネルスキャンを実行

こうするとスキャンされる。特に最新のドライバー(2009/1/7現在Ver1.33)ではそれでもスキャンできない可能性があるらしく、私はひとつ前のVer1.32をインストールしましたが、ちゃんとスキャンしてくれました。



・・・・


以上の紆余曲折を経て、やっと地デジが観れるようになりました。
たまにカクカクしてしまうけど、非常にきれいな画像とのトレードオフで大して気になりません。ビバ!地デジ!!
でも、ここまで面倒くさいことをするくらいなら地デジTVでも買えばよかったかもしれません(笑


ということで、パソコンで地デジTVを観るためのまとめ

  • 購入したもの
    • 地デジTVキャプチャボード:I-O DATA GV-MVP/HS
    • グラフィックボード:BUFFALO GX-84GS/E256
    • 増設メモリ:2GB
    • 液晶モニタ:I-O DATA LCD-AD241XB(HDCP対応)
    • UHFテレビアンテナ:YAGI UwPA
  • パソコンで地デジを観るにあたっての注意点(キャプチャ、チューナーデバイスによりますが、大体の目安として)
    • CPUはPentium4 2GHzが最低ライン。メモリは2GB以上は必要かも
    • ビデオボードはHDCP&COPP対応していて、しかもフルHDが表示できるそれなりにハイスペックのもの。最近のPCI Express X16のボードは大抵対応しているみたい。
    • アンテナ、CATVが地デジ対応になっているか。なければ室内アンテナや屋外アンテナを設置する。放送局(送信塔)から遠い場合はブースターも必要。
    • 動作が不安定だったり相性が良くないデバイスもあるので、機器の選定やインストールには要注意。

素人にはお勧めできない、な。(笑