酒飲んで、車いじって、トロンボーン吹いて、寝る。そんな生活に憬れる今日この頃。
日記の更新は気の向くまま、つれづれなるままに・・・

シリンダヘッドOH & ハイカム交換

キャブレターからのガソリン漏れを対処すべくキャブレターのOH(ガスケット&Oリング交換)をして、燃費が18→35km/lまで改善した通勤快足なのですが、ずっと気になっているタペット音とモッタリとした加速とエンジン回転の伸びを改善すべくシリンダヘッドOHを決意しました。
で、どうせシリンダヘッドを外すのですから、以前から気になっていたJUN internationalのノーマルヘッド用のハイカムに交換しました。
台風19号直撃前日に急いで作業したので写真が殆どないのですが・・・基本的にサービスマニュアルどおりに作業すれば良いわけです。


交換に必要な部品(ガスケット類)はいつもお世話になっているWeb!ke(http://www.webike.net/)で注文しました。
パーツリストさえあれば純正部品を家まですぐに届けてくれるので、とってもありがたいです。
#もしかして、そこらのバイク屋に頼むより迅速確実かも?


作業は左クランクケースカバーと左サイドカバーを外してカムシャフトを上死点にあわせることから始まります。
そのためにサイドカバー(ツールとか入れるところ)とシフトペダルを事前に外しておかなきゃいけないんですが・・・
とにかく左サイドカバーと左クランクケースカバーを外して合わせマークと合わせ位置合わせます。


カムスプロケットの○印とシリンダヘッドの合わせマーク、フライホイールのT印とクランクケースの合わせマークの両方をあわせておきます。

あとは整備マニュアルどおりにシリンダヘッドを外してゆきますs。(超省略www)

若干のカーボン蓄積がありましたが、キャブクリーナー一吹きで除去です。

一方シリンダヘッド側は、というと、大量のカーボン蓄積が・・・バルブにもがっつりカーボンがこびりついていました

こんなときはもちろん「サンエスK」です。アストロプロダクツで購入しました。ついでにバルブコンプレッサ、タコ棒、バルブコンパウンドも購入。

台風接近で作業を急ぎたいので、バルブを分解してシリンダヘッド等の部品を50℃のお湯に溶かしてヘッドを漬け込みます

バルブに付いたカーボンは、電動ドライバに取り付けて回転させながらドライバ&紙やすりで落としてきれいにします。

3時間ほど漬け込んだシリンダヘッドを使用済みの歯ブラシで清掃して、蓄積したカーボンを取り除きます。

当たり面が荒れていますが、バルブにコンパウンドを付けて当たり面を研磨して仕上げます。
当たりが出たときの写真を撮ったはずなのですが、見つかりませんでした。。

左がJUNのハイカム。右が付いてた純正カム

ハイカムのカムの先端が純正に比べて丸くなってるのが分かります。


組み立て時の写真は殆どありませんwww
というのも台風通過8時間前の作業でしたので、撮っている暇がありませんでした。
とにかく急いで組み立てて試走してみた感想として、パワー感はあまり変化が無いのですが、エンジン回転の伸びは劇的に変わりました。
低回転域での「もったり」感が無くなりエンジンが軽く回ってくれるために吹けあがりが良くなりました。
また高回転域での頭打ち感が無くなり、どこまでもエンジンが回ってくれるような感じになります。
以前は「一生懸命走っていますっ!」って感じでしたが、OH&ハイカム交換で「楽っすよ」って感じに変わりました。


ただ、今回急いで取り外し&交換したのでマフラースタッドボルトを1本折ってしましました。
熱&錆で固着していたので、まぁ仕方ないといえば仕方ないのですが。
早速部品をネットで注文したので、到着次第修理です。